愛媛県今治市大西町脇の田んぼで7日、子どもたちが昔の農機具を使った脱穀作業を体験し、先人の苦労の上に米作りの今があることを実感した。
 子育て支援に取り組む同市のNPO法人「輪い和い」主催で、大西地区の小学生と園児計10人、保護者らが参加。輪い和いメンバーが足踏み式脱穀機と唐箕を提供し、子どもたち自身が田植えから収穫まで手掛けた稲を使った。
 子どもたちは大人に助けてもらいながら、稲木で干した稲束を脱穀機に差し込み、もみを落とした。さらに唐箕を使い、手で一生懸命ハンドルを回して風を起こし、もみを選別した。